勝地峠(勝地坂) ここは伊勢街道最大の難所といわれた勝地峠(183m)で ある。この峠は道が険しく荷物を運ぶにも馬を使用する ことが出来ず、背に負い、歩(かち)によって運んだので、歩路 (かちじ)といった。また天正11年(1583)、秀吉の軍が北勢 攻めで勝利をおさめ、この峠を越える時、勝地と秀吉が名付 けたとも伝えられている。 |
慶長5年(1600)9月15日、 関ケ原合戦で西軍が敗れた時、 血路を伊勢街道に求めた島津の 兵士達が、傷ついた身を互いに 介城しながらこの峠を越え、 多良へとたとり着いている。 |