今私たちの住む川東のこの地に、祖先はいつ頃から住むようになったのか。そして、どん
な生活をしていたのか、どんなお祭りや行事を楽しんでいたのか。ふと、そんなことをとて
も知りたくなりました。
昨年亡くなられた三輪元一氏は、永年地域の重鎮として活躍されると共に、晩年まで、毎
日日記をつけられていました。三輪元一氏が生前種々の資料を調査され、またご自身の日々
の記録を元に編纂された「川東史略」がそれを教えてくれます。
今回、「川東史略」を電子版として復刻しました。
特に圧巻は、第二室戸台風(昭和28年9月24日)の襲来です。現在のJA支所の前の
堤防が次々と決壊していく様子は、まるで昨日のことのように迫力があり、その道を通る
たび、思わず堤防と川を振りかえってしまいます。地図付きですから、是非ご覧ください。
また、川東の地名と山の地名は、名前は聞いたことが有るけれど、どこなのかはっきり
わからないものが多いのですが、この冊子を見ればよくわかります。
『温故知新』、故きを温(たず)ね、それを活かして住みよい郷土を造りたいですね。
い〜い資料です。 一家に一冊どうですか。
これでおじいちゃん、おばあちゃんとまた話に花が咲きますように!
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